お米券が汚れてしまったがまだ使えるのか、とか、破れてしまったのでもう使えないのか、などという話をたまに耳にします。基本的には、汚れでも破れでも、お米券が判別できる状態で残っていれば使うことはできます。せっかく頂いたお米券なので、あきらめずに使えるか確認しましょう。
お米券は汚れてしまっても使えるの?
お米券は汚れてしまっても使えるの?
はい。お米券と判別できる程度の汚れなら使えます。
お米券は汚れても使える
結論から言えば、多少汚れてもお米券は使えるようです。あとに出てくる破れた場合と同じで、紙面のおよそ4分の3がきちんと見える形で残っていれば問題ないみたいです。また、一部でなく全体に汚れがあっても正規のお米券と判別できる程度なら使えます。
お店などが受け取ったお米券は、精算のために発行元にてOCRの機械で読み取るようなので、裏面の左上の番号が読み取れることが必要です。発行した券の番号と精算で戻ってきた券の番号を照らし合わせて消込管理を行っているのでしょう。よって管理上は番号を読み取ることは重要になります。
では、4分の3が残っていても裏面左上の個別番号(全農券は表面)が読み取れない場合はどうなるかが気になります。原則は利用不可なのですが、発行元に相談してみると良いでしょう。正規の券だと確認できれば柔軟に対応してくれる場合もあるようです。
ちなみに、券面に何か書いてしまった場合、黄ばんだり色があせた場合、しわくちゃな場合、焼け焦げた場合なども汚れた場合と同様になります。発行元に相談すれば柔軟に対応してくれると思います。その代わり新しい券との交換はしていないようです。
つまり、外観から正規のお米券であることが判別できれば良く、さらに番号から正規のものと判別できればなお良いそうです。実際のところは、お米屋さんやスーパーのレジ係がお米券を受け取ってくれたらそれで大丈夫です。
お米券が汚れで使えない場合もある
正規のお米券と判別できるなら原則使えますが、そうでなければ残念ながら使うことはできません。これは汚れた部分の汚れの度合いというより、全体として判読できる部分の範囲がどれくらいかが重要です。
また、粘着性のものや匂いがきついものなど、何かが付着した汚れは券の精算に支障が出るので基本的に使うことはできません。
さらに、お米券には公表はされていない偽造防止や偽造券チェックのための表示がいくつかあるようです。汚れや破れによってその箇所がすべて確認できない場合には利用できないという判断になる場合があります。
ちなみに、金券ショップの買取りについてはお店次第になりますが、やはり再販売が目的であるため汚れや折れに厳しいところが多く、新品に近い状態が求められるようです。
お米券は破れてしまっても使えるの?
お米券は破れてしまっても使えるの?
はい。破れても4分の3が手元に残っていれば使えます。
お米券は破れても使える
これも結論から言えば、お米券は破れても使えます。切れ目が広がらないようにテープでとめると良いでしょう。また、完全に切れて分かれてしまっても大丈夫です。発行元に問い合わせをしたら、手元にある破れた紙片については、可能な限りすべてテープでつなぎとめてからお店に持って行ってほしいとのこと。
お米券は汚れと同様に破れなどの破損に関しても比較的柔軟な印象です。このようにバラバラに破れてもテープでとめれば大丈夫ですが、バラバラ度合いは常識の範囲内まででしょう。シュレッダーに入れてしまったらやはり厳しいものがあります。
ちなみに、折れ曲がり、濡れ、圧着なども破れた場合と同様になります。発行元に相談すれば柔軟に対応してくれる場合もあります。その代わり新しい券との交換はしていないようです。
お店で使いにくい場合は、発行元が運営している通販サイトでお米券を使ってみるのも一つの手でしょう。その際は、別記事「お米券はネット通販でも使えるのか?使い方はどうなのか?」を参考にしてください。
お米券が破れて使えない場合もある
汚れの場合と同様ですが、正規のお米券と判別できるなら原則使えますが、そうでなければ残念ながら使うことはできません。破れて多くの部分が紛失していれば使えません。
これまで記載のように多少破れたりしても使えるお米券ですが、切り取られると無効になる部分がありますので注意が必要です。「切取り無効」と印字がないものも同様に無効となります。
お米券が利用されると、受け取ったお店は使用済の証拠として裏面(全農券は表面)の右上を斜めに切り取り、お米券の発行元に精算してもらっています。切取用に破線がついています。この三角部分が切り取られていて、かつ三角形の切れ端が手元にない場合は使用済となるため、さすがにもうお店で利用することはできません。
まとめ
お米券は汚れや破れがあっても正規の券と判別できる程度なら普通に使うことができます。上記で使えるかどうかの目安を記載しましたので、まずは使えそうかどうか確認してみましょう。汚れや破れがあっても思った以上に使えると思いますので、あきらめずにお店や発行元に相談してみることをおススメします。なお、新しい券との交換はしておりません。